場所:河原医療大学校
絵画造形療法講座 「普段着の芸術療法」をテーマに昨年度に続いて、心理カウンセラー・アートセラピストのスー・リー先生に講義をお願いしました。
まず、本日のルールとして、
① eye contact(アイコンタクト) ② listening(よく聞く) ③ have fun(楽しんでしよう)というものを念頭において始まりました。
まず、サイコロにいろんな表情の顔を描いている物を一人ずつ転がしていき、出た顔が示す感情について、最近思ったことやあったことを順に説明していきました。
あまり自分では感じていなかった感情も、振り返ってみれば思い出すこともあり、フィードバックするのには勉強になりました。
そして、ふちどりされた絵を使った作品制作 “ジンジャーブレッド パーソン”を用いて、最終的にはグループアートを完成させました。
第三者を創り出すことによって、実は自分自身を描いて投影していたようです。
それぞれ全く違う個性的なものに仕上がりました。
午後は知育玩具のワミーでボールを作り、テーブルの上で転がして受け取った人が投げ手からの質問に答えるというゲームをしました。アイスブレークとして、様々な場面で導入として使えると思いました。
そして、折り紙を使った作品制作では…まず好きな折り紙を一枚選び、好きな形に切りました。紙に貼り付けて、その上から準備していただいていたいろんなジャンルの切り抜きを用いてコラージュを完成させました。スタートしてから、先生にそろそろ仕上げましょうと言われるまで、40分も経っていたとは全く気付かず、こんなに集中して作業したのはいつ以来かと驚きました。自分の内面とじっくり向き合うことも時には大切ですね。
絵を描くことに苦手意識を持っている参加者の方も夢中で無心になれたそうです。
とても貴重な時間を過ごすことができました。