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職場で、患者様へのアプローチの方法で悩んでいた頃、小児から高齢者に至るまで幅広く適用できる優れた手法があると聞き、是非勉強してみたいと思いました。当初、休みの問題や、内容が苦手なことばかりで、本当に講義についていけるのかと不安でしたが、実際に受講してみると、どの講座もとても分かりやすく、苦手で億劫だと思っていたことにも自ずと取り組む自分の姿があり、数多くの貴重な体験ができ、楽しい時間を過ごすことができました。
また、改めて自分を見つめ直すことのできるよい機会だったと思います。今回受講したことを無駄にしないよう、「その人らしさ」「気づき」を大切にしたアプローチを行っていけるよう心がけ、仕事に生かせていければと思っています。
芸術療法の講座を受講したことにより、「人との接し方」において大きな転換を図ることができました。入居者の方々一人一人が、当然のことですが「個性」を持たれています。 講師の先生方から、その個性を見出し、その人に適した時間(過ごし方)を提供し、安寧な日々を送っていただくための様々な「手がかり」を与えていただきました。
職場では、音楽療法、絵画造形療法(アーツセラピー)、ダンスセラピーを実践してきましたが、今後も研鑽を積みながら、入居者の方々の笑顔を引き出し、居心地の良い時間を過ごしていただくために、芸術療法を活用していきたいと思っています。
多くの方が芸術療法の知識と技法を身に付け、その恩恵を多くのクライエントが享受されるよう願っています。
AT(アーツセラピー)を知ったのは、保健師として、高齢者の寝たきり予備軍対策で園芸療法のリーダー研修をした時でした。 その後、仕事が医療現場に変わり、現場のレクリエーションがスタッフの自己満足だけではないのか?と疑問を感じたことがAT受講のきっかけでした。受講してみると、各療法それぞれが奥深いものでした。セラピストとしての気付き、深層心理、自己を知ることの大切さを学びました。苦手な分野を受講する前は不安でしたが、魅力に引き込まれ夢中で充実したひとときを過ごしました。これからのレクリエーションが、DT(気晴らし療法)からATの視点を持って実践できればと思っています。
資格を取得して以後、私が介護という仕事をする上で「視点」が大きく変わりました。様々な講座の中で講師の先生方に教えていただいたことは、「人と人とをつなぐ方法」だと思えます。絵画、音楽、ダンス…人が生きていく上で本当にそれらは必要なのかという私の疑問も、講義を受けるにつれて払拭されていきました。芸術がいかに人を柔らかくするのか自分の体で知りました。仕事をしていると思いがけないことがよく起こりますが、そういった場面に直面しても、あれはどう?これはどう?と、様々な角度からものを見、あくまでおおらかな気持ちで人に接することのできる余裕のある自分が資格取得後の私です。嘘みたいですが本当なのです。芸術の力を知りたい方にお勧めしたい資格です。
芸術療法には大きく二つの方向性があると感じています。クライエントに施す「治療のための芸術療法」と、健康な段階で自発的に受ける「予防のための芸術療法」です。現時点では医療的立場の「治療のための芸術療法」を意味しますが、そう遠くない将来、芸術療法の第一義的存在理由は「治療より予防」へと移り、日々の滞りからの解放のために、芸術療法が積極的に活用されるようになるものと思います。
芸術は出口でも成立しますが、入り口でも成立します。つまり、「芸術」=「芸術療法」なのです。言葉を変えて言えば「芸術はDNAとして癒しを含んでいる」ということになるでしょう。
ただ、「芸術が治す」という立場でも、「芸術で治す」という理論と経験の裏打ちがあってこそ、それは有効に作用するものと思います。アーツセラピーを学ぶなかで、「支持的」という言葉の深遠さに気付かされました。
私が芸術療法セミナーに参加した動機は、周囲に「心のケア」を必要とする人々が急激に増えてきたからです。医学に頼る前に副作用のない芸術療法で心の病の予防ができないかと考え参加いたしました。実際に7つの領域を学んでいく過程で私は自己と向き合い、自分を見つめなおし、自分の中の本当の気持ちに気付くことができました。
この経験で考え方や行動にも変化がおこり、今までと違ったライフスタイルをめざしています。受講後は、とても心が楽になりました。
周囲の人々にもアーツセラピーコーディネーターとして「コラージュ」による心のケアを推奨しています。
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